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2017/12/16 14:29 |
ツンデレラ最終章 ―第23話―





サイド/ダリ・セミ



























私は今、幸せの絶頂にいる。





部下のさぁゃ―――あいつ、普段は気に食わない奴だが、こういうときは頼りになるのだ。







今ならあいつとコサックダンスを踊ってやってもいいぞ!













・・・おっと、くじが始まるのかな。





もたもたしてられない。平静平静・・・。












・・・どうしよう、にやにやが止まらないぞ!











第23話

「微笑みの貴公子、って呼ばれたいお年頃」

~私とキャラ被ろうだなんて、いい度胸ですね~











「では、王子、これを回してください」





これ、と呼ばれたそれは、商店街等の抽選に使われる―――俗に言う、”ガラガラ”であった。







パンパさんが渡したガラガラを受け取るダリ王子。



その顔は、邪心むき出しで笑っていた。






・・・何こいつ。









「ふふっ・・・ふふふ、ふはははは!!」










まるでどこぞの魔王のように、高笑いしながらガラガラを回す。



舞台に集まる人々には、それすらかっこよさの条件になりうるのだろうか。







馬鹿らし・・・。



そう思う一方で、その人たちが羨ましくも思えた。













カラン、と、可愛い音を立てて、小さな玉が出てくる。














「・・・84、84番です」






パンパさんの声が城に響き渡った。





隣では和夫が「和夫!和夫だよ!」と、アホみたいに叫んでいる。



あたしもカードを見ると・・・なんと、左下に”84”と書いてあった。







不意に、頬に血が上ってくるような感覚に襲われた。








気付かれやしないか、慌てて辺りを見回す。



右隣では、ツナやらカチューンやらが、和夫を小突いていた。



当の和夫は、照れなのか自慢なのか、頭を掻きながらカードを見せびらかしている。







・・・姉妹って羨ま、








そこまで思って、ふいと目線を左にずらす。





すると、考え込むように顎に手を置いたお義母さんが、舞台に見入っていた。









「お、お義母さん・・・?」



恐る恐る、お義母さんに声をかけてみる。






・・・お義母さんって何考えてるか分かんないから、変に気に触れちゃっても困るし・・・。






だが、そんな不安も他所に、振り向きもせずお義母さんは言った。



「んー・・・と、ああ、どうしたの?」


「いやそれはあたしの―――」



そこまで言ったところで、あたしの言葉はお義母さんの台詞によって遮られた。






「あの王子、絶対なんか企んでるわね・・・」






「は?」











・・・企み?










「た、企むって何を・・・」


「さあ?・・・私には、そこまで関係ないことだものね」





お義母さんは、私には、を強調し、あたしの方を見て、言った。




・・・あたしには、お義母さんの方が何か企んでいるような気がしてならなかった。







「まあ、あんたも色々気をつけなさいよ。」








タッパーで塞がっていたはずの手であたしの肩をたたき、そして再び舞台へと目をやる。




・・・ビンゴゲームに参加するつもりはないようだ。











「? は、はあ・・・」






訳も分からず生返事を返すあたし。




・・・変なお義母さん。いつものことだけど。






そう半ば無理矢理に納得して、あたしは次の番号の発表を待つことにした。














この忠告の意味が明らかになるのは








もう少しだけ、後の話。
















最終回の目処(←?)がようやくたったので、執筆意欲沸いてきました。わーい!

ていうかもう少し前進させる予定だったんですけど。

前振りなげー!

・・・すいません、もう少し精進します。
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2007/08/13 18:21 | Comments(0) | TrackBack(0) | ツンデレラ

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