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2017/12/16 14:31 |
ツンデレラ最終章 ―第9話―





サイド/ツンデレラ



























「っと、手を合わせてー」







リビングに、ツナの大きい声が響き渡る。






そのすぐ後に、手のひらを打つ音が、大きく重なった。











「んじゃ、いただきまーす」


「「「「いただきまーす」」」」








毎度のご飯前の号令はツナがかけることになっている。





この家族の中では、まあツナが一番しっかりしてるから、かな。









・・・勿論、あたしの次にだけどね?




でもあんな幼稚なことね、うん、やりたくないじゃない。


先導きってやるとか、本当馬鹿馬鹿しい・・・。









そう思いつつ、粗末なご飯にふりかけをかけて食べる。










「ねーツンデレラ、おかずがあるのにふりかけいらなくない?」














・・・カチューン、余計なことは言わない。















第9話

「だって昨日の残りがあったんだもん!」

~一日置いたカレーは美味~














「あれ?そういえば、なんで今日こんなにご飯早いんだろ・・・」







今、時計は五時半を指している。




こんな時間から夕食をとったって、どうせ和夫辺りが「お腹へったー」って言うだろうに。








「ああ、そういえば言ってなかったわねえ」



かなりゆっくりしたスピードで箸を動かしつつ、お義母さんが言った。







「あんねー!今日ねー街のお城でー王子が嫁探しするんだtt

「ばっか余計なこと言わない!」





カレーをすくった姿勢のまま、カチューンに口を封じられる和夫。


その拍子で、ジャガイモが一個落っこちた。勿体無い。





・・・それより、何それ。そんなこと聞いてない。












「ん?それってどういうことかなあ?カチューンさん?」


「うあ、何ていうか別に、何ていうかね、うん、ね!ツナ!」


「え?何で俺に話振るわけ!?」


「あーもうなんでこんな姉妹ばっかなのー!!」















「お母さんたち今晩出かけるから、留守番宜しく頼むわね?」














「・・・へっ?」









思わず、ご飯に箸を突き刺した状態のまま止まってしまった。








「・・・あの、何をしに・・・?」


「あのねえ、うん、パーティあるから行ってくるわね」


「酷ッ!!何であたしだけ放って行くんですか!?」


「え、だって家事やるの止められたくないだろ?俺たち無理にゃー止めねえもん」


「違うわ馬鹿!!」






あたしがいつ「家事大好きー!」なんて言ったよ?




好きなわけないでしょうが!!









「あーもうまた強がっちゃってーこのツンデレっ娘!」


「ヒューヒュー!憎いねー!」






ああもう一家揃って馬鹿ばっかじゃないの!!







・・・それに和夫、そこはヒューヒュー言う所じゃない。















「ま、そんなわけで、お母さんたちは今日出かけるからね?

 暇だろうけど、いざとなったらお母さんのスネア使っていいから。

 それで時間潰しときなさい」










いやいらないよ!!





スネアなんて回さないよあたし!!











「あ、でもスネア回しやりたくなかったら、俺の部屋掃除しといてよ」





何言ってるんですかこの人。





「あ、あたしの部屋も!」





ふざけないで下さい。





「和夫の部屋もー!・・・ポスター盗っちゃ駄目だからね?」





誰が盗るか。











・・・はあ。














「じゃあご飯食べたら直ぐ着替えるから、皿片付け宜しくね」


「・・・なるべく早く帰ってきてくださいね?」


「だいじょーぶ大丈夫、まあ明日の朝頃には帰ってくるから」










え、遅ッ!!







何、パーティとか行ったことないから知らないけど、そんな遅くなるものなの!?











「ママー!そろそろ着替えなきゃ間に合わないよ!」


「あたしのドレスどこにあるの?」


「じゃ!ツンデレラ、後宜しく!!」


「男連れ込んだら駄目よー」


「誰も連れ込みませんよッ!!」





ばいばーい、と、何とも気の抜けた声を受け、一人リビングに立ち尽くすあたし。









・・・もう二度と帰って来れなくしてやろうか。















とりあえず、急いで皿を片付ける。




カレーは放っておいたら大変だもん。こびり付いちゃう。















このとき、あたしはまだ知らなかった。














今日の夜、あたしの人生を大きく覆す出来事が起ころうとは。
















うお、うっほまあ9話です。

ここまで来ちゃった・・・頑張った頑張った。(帰れ



そろそろお城に舞台が移りそうです。

頑張れ自分ー!(本当帰れ
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2007/04/01 20:39 | Comments(2) | TrackBack(0) | ツンデレラ

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コメント

ゴーフルっておいしくない?ダリです。

来る?来ちゃう?ダリ王子?

ここで違う王子が出て来たりして、ね。

タリ王子とか、切ないよね。

とりあえず殺されないように祈っておくよ。
へへへ。
posted by ダリURLat 2007/04/03 18:45 [ コメントを修正する ]
前回のコメントも一緒に返します。

>>ダリ
山ケはね、あれ、うん、ビール腹だもの。
ダリないすばでぃじゃね?ぼんきゅっぼんじゃね?(死語

ダリ王子はまだ出ないかな。分かんない。
だって考えて書いてn(わー
タリ王子・・・駄目だリアクションできない(・∀・)
でもあれだよね、濁点が明らかに鼻血だよね!
死者出したら次の日自分が死者になりそうだからやめときます⌒☆
posted by あげたまごURLat 2007/04/03 23:25 [ コメントを修正する ]

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