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2017/12/16 14:31 |
ツンデレラ最終章 ―第27話―





サイド/セミ



























「あ、おはよ、ツンデレラ」


「あら、今日は遅かったわね」


「ツンデレラぁ、早く朝ごはん!!ぷー」








どうやら、今日もUNOをしていたらしい。





あたしは、普段となんら変わりのない三姉妹の挨拶を聞いて、

昨日のことは本当に夢だったんじゃないかと思えてきた。









割烹着にペットボトル、魔法使い、糞鼠共の保護、お城のパーティ・・・





・・・考えれば考えるほど、非日常過ぎるのだ。









「んー、分かった分かった、今作るから待ってて」





そう、普段となんら変わらない返事を返して、



普段の生活に、戻るつもりだった。








はずなのに。














「・・・ねえツンデレラ。

 昨日、私達が呼び止めても返事すらしなかったじゃない。



 あんなに急いで帰って、どうしたのよ?」










足が動かなくなった。







辛うじてお義母さんの目を見たけど、



どうやら嘘じゃなさそうで。















夢じゃ、なかったんだ。











第27話

「カオスちゃん、掃除しにきたよ」

~出番がないから題名出演 幻の13キャラ編~












「あ、いや、だって・・・」


「だって、じゃないでしょ?

 突然来たかと思えば、すぐいなくなるし。



 あのね?私だって、一応心配くらいするのよ?」








・・・お義母さん・・・。














「今日の朝ごはんとか」










そうだよそういう人だったよお義母さんは!





一瞬でもジーンときた自分が馬鹿だったよ!!










「・・・ま、そういうことだから。

 とりあえず、あんま心配かけさせないでね。



 じゃ。朝ごはんよろしく」






お義母さんは、そう言ってあたしの頭をポンと叩いた後、

再び自室へと戻っていった。












「・・・ま、そういうこった」






ツナが、お義母さんの言葉をリピートするかのように呟いた。






「そういうこと、・・・って?」


「そういうことっつったらそういうことだよ。

 ったく・・・ママも素直じゃねえなあ」


「和夫がせっかく下まで追っかけたのにいないしさー!

 ラティもミッチーもびっくりしてたんだからね!」


「誘拐されたのかと思ったじゃない。



 ・・・家族なんだからさ。心配だってするわよ」





ママすっごい焦ってたもんねー、なんて笑って言ってる横で、



不覚にも、顔がほころんでいる自分がいて。







父を失って、母を捨てて、・・・家族なんて言葉、そんなあたしには、到底無縁だった。








父さん、母さん、ごめんなさい。














あたし、今、ものすごく――― 幸せ です。













「あ!全然反省してないでしょ!」


「うっわーツンデレラ、悦に入ってるーぷぷぷ」


「ちょ、てかくさッ!ああやだやだ!柄にもない!」




こんな憎たらしい三姉妹に、何考えてるか分かんないお義母さん。





あたしが家出をしなければ、警察がまともだったら、一生出会えなかっただろう。








そう思えば、運命っていうのもなくはないのかな、なんて思って、












「うっさい!なんであたしが反省しなきゃいけないのよ!」












笑えるくらい泣けそうなこの気持ち隠そうと、いつも通り、怒鳴ってやった。















たまにはこういうツンデレラもいいよね。

ってことであったかホームコメディです。

ところでコメディって何ですか?



結局仲良しな元やん一家、が書きたかったんです。
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2007/08/21 22:46 | Comments(0) | TrackBack(0) | ツンデレラ

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