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2017/12/16 14:23 |
ツンデレラ最終章 ―第12話―





サイド/ツンデレラ


























つまらない休日。



それは、まさしく今のこと。











こんな状況を打破できるのなら。














・・・魔法使いとやら。














「やれるもんなら、やってみなさいよ」


「了解なのだよ」














向かいの魔法使い達は、どこか楽しげに見えた。













「では」




師匠―――パディは、杖を持ち直して誇らしげに言った。








「いち、にぃーの、さん、はいっ!」












え、もう!?



っていうか呪文ってないの!?











そう思っていた矢先、弟子、ピピンが何かを差し出して微笑む。















「これ、着て下さい」












・・・魔法じゃねぇええぇえぇぇぇええぇぇええぇえぇえ!!!













第12話

「魔法っていったって形も何もないんだから」

~だーかーらーパディ子さんが持ってたって言ってるでしょ!~













笑顔で差し出されたその物を見て、あたしは目を疑った。








それは、それは、それは、それは、それは―――













「割烹、着・・・」














万屋で見かけたものと同じ。






万屋さんが持っていた布と同じ。














紅い、布だった。









・・・ってことは、もしかして・・・













「あ、足が寂しければこれをお履き下さい」













そう言って渡されたものは





紛れもない





紛れ様もない














ペットボトル、でした。














「・・・万屋、さん・・・!」














あの人は全て知っていただろう。



割烹着を誰が着るかも、ペットボトルを誰が履くかも、










魔法使いが、女だったことも。











「いや・・・あの、ドレスと靴を頼んだはずなんですが・・・

 どういうことか手違いか、このようなことに・・・」


「・・・・・・・・・・・・。」









思い出せ、思い出すのよセミ。








  『えー・・・うーん、何か魔法使いっぽいカッコしてたし、自称魔法使いだし、

   魔法でどうにかしてくれると思ったんだけどなー』














万屋さんは、魔法で直してくれるって言ってた―――!














「でも、綺麗なドレスにしてくれるよね?」


「いや、それは魔法の担当ではないです」


「えー!?」








何だよ使えないなこの魔法使い!


何かを変身させられないで、よくも魔法使い語ってられるな!










「・・・いや、でも、とりあえずは着てみてはいかがです?

 着たらびっくり、ドレスになっちゃった!みたいなことが・・・」


「あるわけないでしょ!!嫌よこんなの!着たくないー!!」


「はいはい我侭言わない、とにかく着てきたらいいのだよ」


「うわーこいつうぜー!!」















そしてパディに押されて家の前まで来たわけだけど。







「絶対、着ないからね!!帰って!!」












そのまま扉をバン、と閉める。




いきなり何?魔法だとか言って・・・。


そうよあいつらは空き巣なんだから!


下手したら詐欺師かもしれないじゃない!変な宗教かもしれないし!


何よ、つまらない休日だって、それなりに―――。










あたしは穴から外を覗いた。


二人は帰る様子も見せず、外で待って・・・あ、ちくわ食べてる。


早く帰ってよ、しつこいなあもう・・・。
















「ツンデレラさん、よくお似合いです!」


「それ言われてもちっとも嬉しくない・・・」







結局着てきてしまったあたし。


はあ、何やってるんだろう・・・。





割烹着はドレスに変わり、ペットボトルは見事ガラスの靴に。



変わることなく、あたしは相変わらず、割烹着にペットボトルの姿だった。






はたからみたら、どんな感じなんだろうか。


はあ、本当に何やってるんだろう・・・。










「にしてもツンデレラ、何で戻ってきたの?」


「か、かかかっかかっかかっかっかかかかか勘違いしないでよ!!

 あんた達だって空き巣疑いかけられてること、忘れてんじゃないでしょうねッ!!」


「はっしまった!」




相変わらずちくわを頬張りつつ、己の失態に気づくパディ。


それって確かピピンのじゃなかったっけ、でもピピンも隣で見てるし・・・。


まあいいか・・・。










「って鼠忘れてた!!」





うわー逃げられた!


あいつらこの手で握り潰・・・いや手が汚れるってば・・・














「ねえツンデレラ」


「はあ?何?」


「もしかして、これのことだったりするのかな?」












そう言って、ローブの中から籠を取り出す。













憎たらしい面々が、そこに並んでいた。














「え!何で!?」


「いや、食べられそうだったからに決まってるよ」


「食べれるのこれ!?」


「鼠も、調理法によっては、とっても美味しく食べれるんですよ」


「えー・・・」







かくいう鼠達は、さっきの単語単語にひどく怯えているようで、




小さな籠の中で、震えて、震えて、震えて―――













「・・・引き取ります」














嗚呼、何言ってるんだろうあたし。




でもこいつら、食われると思ったら、何だか、何だか・・・









「「「「ツンデレラー!!」」」」


「か、かっかかかかかかかかかかかかかか勘違いしないで!

 自分の身に置き換えてみたら可哀想だなあって思っただけよ!!

 あ、ありがたく思いなさいよッ!!」
















で、結局。




今、籠はあたしの家の中にあるわけですが。














「うー、食べたかったのになあ・・・」


「師匠、ここは我慢のし時です。鼠なんていくらでもいますから」


「うにーん・・・まあ、じゃあツンデレラ、そろそろ出発するのだよ」


「え、どこに!?」


「お城です」















月夜の晩、連れ出してくれる魔法使いは、お世辞にもかっこいいとは言いがたいけれど。















魔法の使えない魔法使い。














さあ、どんな魔法を見せてくれるのでしょうか。



















疲れた。

やっばい一時間以上かかった・・・!



そんなわけで万屋さんちらっと登場。

ね?したでしょ?(少ない


鼠も捕獲済み。しっかり家で飼ってあげる模様です。

でもえさあげるの忘れて餓死、ってのはないようにしなきゃね☆

・・・すいませんでした。


登場人物紹介も一応更新。

でもまた更新します。
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2007/04/14 15:06 | Comments(4) | TrackBack(0) | ツンデレラ

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コメント

久しぶりにあげたまごにコメントするよ。元やんです。
屋根裏だめなんで地下で足跡のこしとこー・・・みたいな。

魔法使いいいね!!!でもなんかキャラがランボさんじゃね?
これ漫画描きたい。
楽しそうやし。

・・・個人的にかこっかな・・・。

でわでわ。。
posted by 元やんat 2007/04/15 23:19 [ コメントを修正する ]
>>元やん
屋根裏部屋駄目じゃないよ?
全然来てくれていいんだよ?
だからそんな意地張らなくていいんだよ?(何

え、嘘ー?ランボじゃないでしょ。
何だろう、まあランボじゃないでしょ。(何
漫画描いてくれるのー?やったw
遠慮なく描いてください。むしろ描いてください。
posted by あげたまごURLat 2007/04/19 21:22 [ コメントを修正する ]
初めて来たょ!!
ツンデレラよさげだね~
うん、ツンデレって難しいゎょね~
ぅん
CMみたゎ!!ぅふふ
posted by さぁゃURLat 2007/04/23 23:40 [ コメントを修正する ]
>>さあやちゃん
おおおありがとー!
ツンデレラ・・・ツンデレか知らないけどね!(殴
難しいよね・・・ツンデレ・・・うん、まあ適当だけd(蹴

CM、あれ上手いこと出来てるよね・・・!
動画作りたい・・・!
posted by あげたまごURLat 2007/04/30 20:47 [ コメントを修正する ]

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