「母様、私、―――ダリ王子には、仕えたくない」
口をポカンと開けた母様を見て、私はきっぱりと言い放った。
・・・変な顔。
だなんて思っている間に、母様の間抜け顔はみるみるうちに赤くなっていた。
「こ、こらっ!ああ何言って、すいませんすいません、
ほら!あんたも頭下げなさい!」
必死で笑いを堪える私の頭を下げようと、母様はすごい力で頭を押さえてくる。
だが、こっちだって、そう簡単に頭は下げられない。
そうこうしているうちに、王子の隣に居た猫背のお爺さんが、大声で怒鳴った。
「・・・ええい!もういい!
王子、こんな無礼者、今すぐ―――」
「よし、採用」
そして、そんな中、予想外の台詞を吐いたのは、かの王子だった。
PR
「空色っ!」100話記念画。
「空色っ!」1周年記念画。
このイラスト見た方の大半は、元の物語知らんでしょうね。
「ひまわり畑と蝶。」様のサイトの小説の、ね。
・・・ふ、ふふ、ふふふふふふふ(きm
リヴリーやってる方なら察しつくかも、しれないです ね
(特にあげたまごのユンク期からんを知ってる方)
「ダリ、10歳の誕生日おめでとう」
「わあ!母さん、父さん、ありがとう!」
「ブフッ!だ、ダリ、お前の笑顔は最高すぎるぞ」
「もう貴方ってば!また鼻血出して・・・」
「父さん・・・大丈夫?」
「あ、ああ、大丈夫だよ、それよりダリ、プレゼントがあるんだ。」
「やったぁ!今年は何なの?」
「今年の誕生日プレゼントは―――」
「あれ?先生、こんなところでどうかしましたか?」
それは、とある雨の日だった。